今週は改めてお出汁を考える一週間になりました。
一つは、「南禅寺HARADA」さんを訪ねたこと。
二つ目は、「ヴィーガン和朝食」をご準備したこと。
南禅寺HARADAさんは、調味料も一切使用せず、お出汁を使ったお料理を提供されているお店。
店主の原田さんとは以前から知り合いなのですが、今回、初めてお店を訪れる機会に恵まれました。
お出汁の魅力を伝えるプロモーションは素晴らしく、多くの学びがありました。
物事には何事も二面性がありますので、調味料を使用しないことの良い点・そうでないと感じた点、濃厚なお出汁をひいて使用することの良い点・そうでないと感じた点、どれもこれも、これからの自分の仕事に十分に役立てるなと。
素敵な空間の中で、素敵なお仲間と、五感で楽しめる原田さんのコースを十分に堪能し、すっかり原田さんのファンになりました!!これからはハラダーです 笑
「ヴィーガン和朝食」ですが、津乃吉では見学に来て頂く際、まずは朝食を召し上がって頂くようにしております。
今回、お見えるになるお客さがヴィーガン食ということで、初めて動物性食材を一切使用せずに、朝食を準備いたしました。※こちら、全く写真なしでどうぞ・・。
まずはベースとなるお出汁。
先方様、しいたけがあまり得意ではないということでしたが、「昆布」「干しシイタケ」「ドライトマト」でお出しをひきました。
献立は、「豆ごはん」「菜の花とわかめのお味噌汁」「ひろうすときのこの炊いたん」「春菊とこんにゃくの白和え」「グリル野菜 2種のソースで」「黒豆煮」「出し殻(しいたけ・昆布)の佃煮」「自家製ぬか漬け」。。
普段、かつおと昆布の一番出汁をベースに料理をしているので、正直、一味足りない感覚は最後までありました。※そして、京だしも使えない 涙
そこは、甘味・塩味等の調整で、何とかご提供できるレベルまでにはなったとは思いますが、まだまだのまだまだでした・・。
そんな中、津乃吉の商品、「トマトとくるみのディップソース」「スパイスソース」、実はヴィーガン対応商品でして、この二つのソースは大活躍!!
初めての挑戦、やはり、ごま油やこめ油等の植物油、練りごま、ナッツ、大豆製品をもっと上手に使った方が良いのかなと、次回への課題。
ご縁で得た二つの機会、そこで感じたこと、詳しくは書きませんが、しっかりとインプットして、これからのものづくりに活かして参ります。
「だしの世界は奥深く、楽しい」